法事にいき、食事にいきました。そこで孫娘が私にお酒を注ぎにきました。小学３年と１年です。小さい手でお酒を注いでくれました。その時、お姉ちゃんは上手に注いでくれましたが妹は手が震えていました。お姉ちゃんは顔も言葉もしっかりしていますが、妹は顔は甘えん坊、言葉は甘えたような言葉です。　その前に、雑談しながら、兄弟の様子をみていましたら、妹が父親に叱られて泣いていました。それを見ていたので、お姉ちゃんには「勉強しっかりしてますか？１００点取ってますか？」「はい、取ってます。」妹のほうはしっかりやってないとのこと。それで、妹には自分でできることは自分でやるように、お姉ちゃんには、妹が自分でできることは見ていてあげてくださいね。といいました。しっかり私の話を聞いてくれました。わたしみたいなじじいにお酒を注ぎ、話を真剣に聞いてくれることがありますか、いいですねーーーここの家は４代が同居しています。礼儀正しいしっかりした子供に育っています。

　同居は「気を使うし、自由がないからいやだ。」とよくいわれますが、いいところもあります。たとえば、老人とくらしますから、老人がどんなものかわかります。手でさわり、しわ、ざらざらを体験できます。こどもにとっては将来の未来の自分が見えます。勉強になります。また、その老人の死を見ることもできます。自分も将来死ぬんだと勉強になります。

　そのほか、いろんなことが子供には勉強になります。老夫婦も、若夫婦もお互いに気を使いあっています。そして、情がわきます。この情の薄い時代に最高です。情はわかりますね。涙です。ドラマです。

　帰るときに、孫娘２人と握手をしました。そしたら、おじいちゃんが、あまり触らないでくださいっていいました。みんな大笑いです。

　ここの家にはもっといい話がいっぱいあります。幸せいっぱいの家です。