40年前に見たNHKシルクロードのあの場面をもう一度

もう一度みたい場面は、シルクロードの両脇が90度の岩の崖になっていて、左側の崖上に、仏が彫ってあるところの場面です。当時は、なんてすごいんだろう、よく、こんなところに仏を掘ったものだ、と感動してみていました。当時は、25歳で、結婚して1年目だったと思います。死んだ女房の実家に行って、シルクロードのテーマ音楽を聴いていました。

 それでNHKアーカイブスで第1集から第12集(216円、有料だった。)まで見ましたが、ありませんでした。この点は残念でしたが、剣のような岩がたったところをジープが走る映像を思い出してみていました。また、いいところもありました。

 まずはテーマ音楽、このメロディいいですねーーーー涙がでます。タララーラララらららーらららら、ラララーンララーラー、ラ、ラララーララララララーララララララララーゴバンガーイガラララーララララーラララーンララーです。これを作曲した喜多朗さんは朝、日が出ると起き、太鼓をたたき、どうして太鼓を叩くのかわかりませんが、ーーーーなにしろ、自然と共に生活し、作曲したそうです。いいですねー。

 つぎに、シルクロード=東西貿易なんですが、仏教遺跡めぐりみたいです。そうそう、歴代の中国皇帝が、遠い西域まで支配していたなんて驚きです。シルクロードは砂漠のオアシスを点々と行き交いますから、そこに仏教遺跡があってもおかしくはないですね。そうなんですが、わたしが注目したのは、その遺跡の大きさ、仏の大きさがすごいんです。また、小さくても、数が多い。また、玄奘三蔵が死を掛けて経典を求めて旅した。いかに、仏教が大切であるかの証明です。

 あのアフガンのタリバンが世界1大きい仏を爆破したときは、腹立って、涙がでました。私一人なのでしょうか。友人はちがいます。だれか一緒に泣いてくれる人はいないのでしょうか。(オリンピックの解説者がいってた言葉)

 日本の現代はその大切さも、ぜんぜん、理解していませんし、表面化していません。そこが非常に残念です。仏教は大事ですし、大切に子孫に伝えなくてはならないのですが、---だめです。