ゴールデンウイークに亡き妻の母に会いにいきました。

5月3、4日に亡き妻の母に会いに行きました。広島尾道です。車でいきました。寺の留守番は息子に頼んだのですが、急に葬式が入るの考えて、車です。(今度からは、2泊ではなくて、1泊にします。門徒さんに迷惑がかかりますので。)6時間かかるので神戸で1泊します。帰りにも同じホテルで1泊しました。

 ホテルは宝塚ホテルです。このホテルは90年前に建てられたホテルでした。作りが大正時代のもので古くてよかったです。階段の飾りなんかその時のものです。聞くと、2020年に解体されるそうです。理由は地震対策ができないからだそうです。フロントで「解体は反対です。歴史を大事にできない人は人格が下がるからです。」といい、この場合の人格は親会社の阪急電鉄です。「国の補助金をもらって耐震すればいいじゃない。偉い人に言ってね。」といいました。私はこういう場合は「偉い人に言ってね。」と必ずいいます。権限のない人にいっても仕方ないです。庶民の抵抗です。

 部屋は休館でした。傷ついた使い古された家具がそのまま置いてあり。わたしは落ち着いて寝れました。いいですねーーー。また、部屋にはTVで宝塚歌劇を放映していました。ベルばらのミュージカルだと思いました。あの発声法は好きになれないなー。女性の男役も違和感があるんだけどなー。わたしは劇団四季がいいです。

 本題です。車いすの彼女は元気でした。車いすなのは10年前、転んで背骨を傷めたのです。半年分の話をして、あっという間に2時間がたちました。わたしの家族、特に母はどうのこうの、尾道の家族はどうのこうのって話をし、向島(妻の生家があります。)の事件の話もあり、時間が足りませんでした。そして、ほんとに、礼儀正しい、義理の母です。「帰りは、エレベーターで見送り、失礼します。」といい、そこでバイバイしました。また、9月に顔を見に来ようと思いました。最後は娘の死を悲しんで涙を流していました。「すべて、私が悪いんです。わたしの責任です。」と話ました。わたしはその罪を一生背負い、阿弥陀に告白して、お参りして、救ってもらってます。

 帰りは、大渋滞が予想されますのでPM2時に帰りの途につきました。金沢から神戸まで3時間、神戸から尾道まで3時間ですが、今回は4時間かかりました。

 私は忙しい、忙しいといって、年に1度のあいさつも20年間しませんでした、この罪滅ぼしのために年に2回、彼女の顔を見にいっています。忙しいのはダメです。ちょうどいいのがいいんです。今の時代は、忙しいのがいいようですが、それは間違いです。わたしがいい例です。妻を亡くしました。

 5日、6日は法務(お参り)がありました。

 有意義な連休でした。