日大アメフト問題を仏教的に観ると。

 反則はいけませんね。仏の教えに、規則きまりを守りなさい、があります。次に、反則をしなさいと暗に学生に指示したことは教育的にもいけません。教育は規則きまりを守りなさいを教えるのがた本分です。

 いつだったか、星稜と明徳が決勝戦で対決し、明徳が優勝したのですが、その後の、日韓戦では、星稜の山下監督が監督をやっていました。そのとき、あーーー高校野球は教育なんだなーと感心しました。

 次に、反則を指示した監督は神様になっていたんですね。反則しても勝ちたい。報道では、監督だけではなくて日大で人事権を持つなど、絶大な権力があるそうですが、権力をかさに規則をやぶってもいいわけがありません。

 仏教的にいうと欲を突っぱったんですね。欲をはったのです。感謝がなかったのですね。感謝が大事なんですよ。(どうして感謝が大事か?、住職日誌参照)

 この問題を解決するには、監督に絶大な権力を持つことを許可している日大法人運営に問題があります。ですから、その理事長以下、理事全員を総入れ替えしないと根本的な問題解決にはなりません。

 しかし、言葉では簡単ですが、今の時代、現実的にはなかなかむずかしいでしょう。日本人の良心が問われています。注意深く、成り行きを見ていきましょう。