智慧(即判断)

中国に司馬光という人がいました。彼は歴史家です。960年から1127年まで生きました。彼のエピソードです。

 彼が子供の時、水がめで遊んでいた友達が落ちました。彼はすぐに水がめを大きな石でわって助けたそうです。

 これには、いろいろな解釈ができます。水がめを割らずに助けるべきだった。とか、それでいいんだ。という解釈ができます。

 たいていは、水がめを割らずにと考えて、この命を助けられなかったといものになりそうです。物欲と救命のはざまになって迷うというものです。

 迷わず決断するのが知恵というものです。

 私たち浄土真宗の信者は、おかげさまでと感謝しています。煩悩の物欲はありません。すぐに、この水がめを割っているのです。